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私的パリ生活について。徒然日記☆


by rena-7007
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スペイン旅行記〜2日目〜プラド美術館編

2日目☆
今日は朝からプラド美術館 (Museo del Prado) へ。



スペイン旅行記〜2日目〜プラド美術館編_f0105434_7333024.jpg
早朝の駅前。




スペイン旅行記〜2日目〜プラド美術館編_f0105434_7354351.jpg
フランスでもお馴染みのフリーペーパー『Metro』
ここでもお兄さんが配っていました。
カメラを向けたらこちらを向いてくれました☆
メトロ入り口に向かうときに「Hora!ありがとう♪」って言ったら、
お兄さんも笑顔で「Hora!良い一日を」って言ってくれました。
朝の小さな嬉しい出来事です。






さぁ、いざ美術館へ!!!
意気込んで行ったはいいけど、プラド美術館は25歳だということで学生料金を断られました( ̄ェ ̄;)
マダムが言うことには学生料金は24歳までの適用なんだそうです。
学生は学生!!歳は関係ないのでは?!
と思ったのは私だけでしょうか…
だってユース料金で断られるのならまだしも、れっきとした学生なんですから。

そのおかげで入場時は「むぅ!(ー'`ー)」ってなったけど、内容は想像よりかなりよかったので大満足です。
想像より、なんて言ったら失礼ですね。世界でも有数な充実した作品群を所有している美術館ですから期待はずれってことはないはずなんです。
マドリッドにきたら絶対に行ってください。




スペイン旅行記〜2日目〜プラド美術館編_f0105434_7473053.jpgキュレーターが生徒達に向かってレクチャー中。
生徒達もあーだこーだ言いながら指さしして、いっちょ前に意見をしています。活発でいいですなぁ。
ヨーロッパ諸国では平日こうした光景がよく見られます。
クラス単位でレクチャー受けながら鑑賞するんですね、名画を。
幼稚園生もたくさんいてかわいかったぁ〜(*´ω人)
写真は小学2〜3年生かな???



スペイン旅行記〜2日目〜プラド美術館編_f0105434_7452066.jpg
フランスのルーブルやオルセー美術館同様、模写する人が多くいました。
この写真、一部「あれ?」って思うものがありませんか???
そう、真ん中の絵、絵画じゃなくて写真作品。
現在プラド美術館ではドイツ人アーティスト
"Thomas Struth"の企画展を開催中(〜3/25日)
その展示方法は、常設展に混ぜるという手法。
こうした昔の絵画に現代美術をさらりと織り交ぜ鑑賞させてしまう、すごい。
この企画の総合キュレーションはどなたがされたんでしょうね。





この美術館にはベラスケスやゴヤ、エル・グレコ 、ムリーリョといった有名画家達の作品が置いてあります。ちょうどゴヤのデッサン展もやっていてそれはもう鳥肌もののすばらしさでしたが、今回一番見られてよかったと思ったのは、ボッシュの三連祭壇画。
『ボッシュ - 「快楽の園」』(Bosch)です。
写真が撮れないので画像はありません。
見たい!という方はお手数ですがネットで画像検索を。

そのボッシュの奇妙な夢幻的世界観。
可愛いモチーフも取りあげられていながらも実にシュールな作品。
この絵は全ての物が暗喩されており、ひとつひとつに意味があるのだそう。
鑑賞中にフランス人カップルが説明員に説明を聞いていて、それを盗み聞き(* ̄m ̄)
この絵を知るのにとってもいい講義でした。

ここで1ネタ。
これは暗喩でもなんでもないんですが、この作品左パネルには奇妙な形をしたグレーのキリンさんがいるんです。
どう考えても変。キリンはグレーではないし。
これはボッシュが実際に見たことがなく、人の話を聞き想像で描いたからなんだそう。
だからこんな変なキリンさんなんですね(笑)
なんだか恐竜の着色のようですね☆
恐竜って、一体どんな色をしていたんだろう。



【Museo del Prado】
住所:Paseo del Prado, s/n
(地下鉄、 Estaciones de Banco de EspañyaもしくはAtocha駅)
電話:91-420 2836
時間:09:00〜19:00、月曜休館

by rena-7007 | 2007-02-15 22:00 | 旅行(le voyage)