"frieze art fair in london"
2006年 10月 14日
さて、今回私がロンドンへ行くことになったのは"frieze art fair in london" というアートフェアを視察するためでした。
この"frieze art fair"というアートフェアは毎年ロンドンで行われている世界でもTopクラスのアートフェア。
150以上ものギャラリーが世界中から参加しています。
それこそ今まで本でしか見たことのなかったようなアーティスト達の作品がズラリ。
大規模なフェアなのでそれこそ地図にチェック入れながら見ていかないと迷子になってしまうくらいでした。
←わかりづらいけど会場の様子。
イギリスの現代美術家"Damien Hirst"ダミアン・ハースト。
"The Virgin Mother"のブロンズ作品。
イギリスのThe Royal Academy of arts(王立美術院)にあるやつの小さい版。
NYにあるカラー版(?)とこのブロンズ像を比べると別の作品のように感じられました。
バージンマザーがその腹に宿した胎児。
右半分は皮を剥いだ状態で、頭蓋骨、筋肉組織、胎児が露わになっています。
大事そうに腹に手を置く左手。手首を下に切り落とされた右手。
ここで初めてこの作品を間近で見てみたけど、思ったよりも表情のイメージが違ったので驚いた。
彼女が見上げた右半分の表情は感情のない怖いまでの気迫が感じられるのに、左半分のどこかうつろに見上げたその表情は訴えるような叫びと悲しみさえ感じられる。
この作品の彼女は14歳だとどこかで読んだような…違ったかな。
色んなセンセーショナルな話題を振りまき、ネガティブな意見も多い彼の作品ですが、やはりすごいなぁと私は素直に思いました。
彼のホルマリン漬けの作品もありました。これは刺激が強すぎて(?)さすがにずっとは見ていられませんでした↓
"Isa Genzken"イサ・ゲンツケンの作品。
たぶん新作…?
二匹の小羊が愛くるしい。メットをかぶってしまった羊。そしてその首に巻かれた有刺鉄線。
2匹の羊が2分化した世界を象徴しているよう。
Empireシリーズの作品"Vampire III"もありました。彼女はスカルプチュアルなコラージュ作品が多い。材質はもとより、2次元3次元にとらわれることなく彼女が作り出していく世界は、コラージュ自体が1つの都市が造り出しています。
バラバラに見える個体が1つの主題の元にコラージュされて、1つの概念を新しく生み出す。
一色に塗りつぶされ、その上にまた色がのせられる。絵の具に彩られたモノ達は新しい意味を持たせるかのように時にまた彼女らしい作品が出来上がっていく。
見ていて楽しい作品が多いのに、その中に色々な現実を目の当たりにさせられます。
あ、パブリックアートとして"ROSE"という彼女の作品が六本木にありますね。
ビルの間に咲いた一本の赤いバラ。
LOUISE BOURGEOISのMAMAN(蜘蛛のブロンズ像)という作品の方が話題を集めたように感じたけど、私は蜘蛛が生理的に受け付けない体質なので作品は認めるけど、やっぱり…ダメ。
ブースではギャラリスト達が話をしていたり、
お客さんに説明したり、
交渉したり。
おぉ。
デスクの上には山のようなアーティストファイルが。
ん?
んんっ?
おにいさん!
Σ(゚д゚;)!?
頭がアイスクリームコーンみたいになってますよ!
(写真みづらくてごめんなさい。)
あーびっくりした。
アイス食べたいな。
と思ったらお兄さん!
ウソ━━Σ(`・д・´;)━━ン!!!
頭が鶏冠立ってますよ!!!
写真作品の横に佇むギャラリーの方。
妙に作品とマッチしていて思わずパチリ…
これを一日で見ようというのがやはり厳しい話。ばっちり丸一日かかってしまいました。
なんて、本当は今日同じリージェンツパークでやっているZoo art fairにも行きたかったんだけど。そんなのかなり無謀な計画でした。
欲を言えばfrieze art fairは2日に分けて、ひとつひとつをもっとじっくり見たかったところ。
日程的に無理だったんだけど…。
頭も常にフル回転だし、歩きっぱなしだし、すごい人出だし、見終わった後にはもう心身共にぐっったり。
でも、かなり充実していたし、本当に行ってよかった。
わざわざ行ってお金出して見るだけ価値のあったフェアでした。
この"frieze art fair"というアートフェアは毎年ロンドンで行われている世界でもTopクラスのアートフェア。
150以上ものギャラリーが世界中から参加しています。
それこそ今まで本でしか見たことのなかったようなアーティスト達の作品がズラリ。
大規模なフェアなのでそれこそ地図にチェック入れながら見ていかないと迷子になってしまうくらいでした。
←わかりづらいけど会場の様子。
イギリスの現代美術家"Damien Hirst"ダミアン・ハースト。
"The Virgin Mother"のブロンズ作品。
イギリスのThe Royal Academy of arts(王立美術院)にあるやつの小さい版。
NYにあるカラー版(?)とこのブロンズ像を比べると別の作品のように感じられました。
バージンマザーがその腹に宿した胎児。
右半分は皮を剥いだ状態で、頭蓋骨、筋肉組織、胎児が露わになっています。
大事そうに腹に手を置く左手。手首を下に切り落とされた右手。
ここで初めてこの作品を間近で見てみたけど、思ったよりも表情のイメージが違ったので驚いた。
彼女が見上げた右半分の表情は感情のない怖いまでの気迫が感じられるのに、左半分のどこかうつろに見上げたその表情は訴えるような叫びと悲しみさえ感じられる。
この作品の彼女は14歳だとどこかで読んだような…違ったかな。
色んなセンセーショナルな話題を振りまき、ネガティブな意見も多い彼の作品ですが、やはりすごいなぁと私は素直に思いました。
彼のホルマリン漬けの作品もありました。これは刺激が強すぎて(?)さすがにずっとは見ていられませんでした↓
"Isa Genzken"イサ・ゲンツケンの作品。
たぶん新作…?
二匹の小羊が愛くるしい。メットをかぶってしまった羊。そしてその首に巻かれた有刺鉄線。
2匹の羊が2分化した世界を象徴しているよう。
Empireシリーズの作品"Vampire III"もありました。彼女はスカルプチュアルなコラージュ作品が多い。材質はもとより、2次元3次元にとらわれることなく彼女が作り出していく世界は、コラージュ自体が1つの都市が造り出しています。
バラバラに見える個体が1つの主題の元にコラージュされて、1つの概念を新しく生み出す。
一色に塗りつぶされ、その上にまた色がのせられる。絵の具に彩られたモノ達は新しい意味を持たせるかのように時にまた彼女らしい作品が出来上がっていく。
見ていて楽しい作品が多いのに、その中に色々な現実を目の当たりにさせられます。
あ、パブリックアートとして"ROSE"という彼女の作品が六本木にありますね。
ビルの間に咲いた一本の赤いバラ。
LOUISE BOURGEOISのMAMAN(蜘蛛のブロンズ像)という作品の方が話題を集めたように感じたけど、私は蜘蛛が生理的に受け付けない体質なので作品は認めるけど、やっぱり…ダメ。
ブースではギャラリスト達が話をしていたり、
お客さんに説明したり、
交渉したり。
おぉ。
デスクの上には山のようなアーティストファイルが。
ん?
んんっ?
おにいさん!
Σ(゚д゚;)!?
頭がアイスクリームコーンみたいになってますよ!
(写真みづらくてごめんなさい。)
アイス食べたいな。
と思ったらお兄さん!
ウソ━━Σ(`・д・´;)━━ン!!!
頭が鶏冠立ってますよ!!!
写真作品の横に佇むギャラリーの方。
妙に作品とマッチしていて思わずパチリ…
これを一日で見ようというのがやはり厳しい話。ばっちり丸一日かかってしまいました。
なんて、本当は今日同じリージェンツパークでやっているZoo art fairにも行きたかったんだけど。そんなのかなり無謀な計画でした。
欲を言えばfrieze art fairは2日に分けて、ひとつひとつをもっとじっくり見たかったところ。
日程的に無理だったんだけど…。
頭も常にフル回転だし、歩きっぱなしだし、すごい人出だし、見終わった後にはもう心身共にぐっったり。
でも、かなり充実していたし、本当に行ってよかった。
わざわざ行ってお金出して見るだけ価値のあったフェアでした。
by rena-7007
| 2006-10-14 22:00
| 旅行(le voyage)